メンズ眉の整え方やカット方法を眉毛サロンが解説!顔の形や濃さごとにも紹介

顔の印象を大きく左右する眉毛は、女性だけでなく男性も正しく整えることをおすすめします。手入れをしていない眉や、誤った整え方をした眉は、「身だしなみに気を使えない」「清潔感がない」といった印象を与えてしまう可能性があるため注意が必要です。

とはいえ、眉の手入れをしたことがない男性も多いため、「メンズ眉の正しい整え方・カットの仕方がわからない」「自分に合う眉の形を知りたい」といった声が上がっています。

そこで本記事では、メンズ眉の基本的な整え方・カットの方法や、顔の形・眉の形別の整え方のポイントを解説します。メンズ眉を整えるメリットやメンズ眉あるあるも紹介するので、眉を整えようか迷っている人もぜひチェックしてみてください。

目次

メンズも眉を整えよう

女性だけでなく男性も眉を整えることをおすすめします。ここでは、メンズ眉を整えるメリットとメンズ眉あるあるを紹介します。

メンズが眉を整えるメリット

眉毛は顔の印象を左右する重要なパーツです。アナスタシア ミアレの実証実験では「自分に合った眉は自分にも周りにもポジティブな影響を与える」という結果も得られました。

女性と比べると眉を整える人が少ない男性だからこそ、眉をしっかり整えていれば「身だしなみに気を使える人」「清潔感のある人」といった印象を与えて差をつけられるでしょう。あまり意識して眉の手入れをしたことがない人は、ぜひこの機会に基本的な整え方やポイントをチェックしてみてください。

メンズ眉あるある

気づかないうちに損をしてしまっているかもしれないメンズ眉あるあるには、以下のようなものがあります。

損をしているかも!メンズ眉あるある

  • ボサボサ眉
  • 極端な下がり眉・上がり眉
  • 短すぎる眉
  • 極端に細い眉
  • 長さや角度に左右差がある眉

眉毛は手入れをしないと、基本的に整った形にはなりません。手入れをしていない眉毛1本が長すぎるボサボサの眉は、「見た目に気を使っていない」という印象を与えてしまう可能性があります。自眉が極端な下がり眉・上がり眉の人も、頼りない・怖いなど意図しない印象を与えやすいでしょう。

間違った手入れをしてしまった眉にも要注意です。眉が濃いと感じてシェーバーで短く刈り込んだ状態や、なんとなくハサミでカットして長さがバラバラの眉は、決して整っているとはいえません。細くカットしすぎた眉や、左右で太さ・長さ・形に差がある眉も同様に、正しく手入れをする必要があります。

イメージ通りのメンズ眉を作るためのポイント

イメージ通りのメンズ眉を作るためには、眉の位置・形・太さ・色のそれぞれのポイントを理解しておく必要があります。

眉の位置

理想的な眉の形は、ベストなフェイスラインの法則により決定します。顔の各パーツに注目して、顔の横幅・縦幅を理想的な比率に整えることが重要です。自分の顔の比率は、自分の顔を撮影した写真に写真加工アプリなどでグリッド線を引けばチェックできます。

横の生え際から反対の生え際までの間を顔の横幅とすると、顔の横幅は眉間の幅の5倍がベストな長さです。眉間の間の幅を基準に、グリッド線などで顔を横に5分割できるように調整しましょう。

顔の横幅のベストな比率

顔の横幅=眉間の幅×5

額の生え際から顎先までの長さを顔の縦幅とすると、顔の縦幅は額の生え際から眉頭の下までの長さの3倍がベストな長さです。顔の縦幅をグリッド線などで3分割し、額の生え際から眉頭までの長さが基準になるように調整してください。

顔の縦幅のベストな比率

顔の縦幅=額の生え際から眉頭までの長さ×3

眉の形

眉毛には、眉頭・眉山・眉尻の3つのパートがあります。

眉頭は鼻から眉毛下の骨にかけて、カーブが始まる場所にあるのがベストです。眉頭の位置は、顔全体のバランスを左右する重要なポイントなので注意深く、定めましょう。

眉山は、顔の正面から側面に落ちる手前に作ります。眉の中では一番高い位置に眉山を持ってくるのもポイントです。眉山が低いと立体感が物足りない印象になってしまうため、少しでも眉頭より高くなるように作りましょう。

眉尻は、上唇中央から目尻を繋いだ延長線上に作りましょう。眉尻は眉頭より高い位置にするのがポイントです。

顔は、眉頭から眉山が正面として認識されます。眉頭から眉山への距離が長いとやや大きめの顔、短いとパーツが中心に集まったような顔に捉えられます。

左右で差がある眉骨の形や、顔の側面の角度などを意識した調節も大切です。例えば、正面から見た顔の横幅は、顔の側面の角度が急だと短く、逆に角度が緩やかだと長く見えます。横幅が狭い顔に長い眉を描くと浮いて見えてしまうため、顔の特徴に合わせて眉毛を整えましょう。

眉の太さ

眉の形と位置が決まれば、太さは自ずと見えてきます。太さの目安としては、目の縦幅の2分の1〜3分の2ほどです。眉頭を一番太く、眉尻に向かってだんだん細くなっていくように太さを調節しましょう。

眉の色

眉の色は、髪色との相性を考慮して決めるのが基本です。髪色よりもワントーン淡い色にすると、垢抜けた自然な仕上がりになります。

パーソナルカラーを考えた眉色の決め方も可能です。イエローベースの人にはオレンジ系や黄色系、ブルーベースの人には赤系のブラウンが似合う傾向があります。

自然な眉は黒目の上あたりが一番濃く、眉頭・眉尻はやや薄くなっています。色を付ける際は、同じ濃淡のバランスを再現して立体感のある眉に仕上げましょう。

メンズの眉を整えるのに必要な道具

メンズの眉を整えるのに必要な道具を紹介します。

ティッシュ

ティッシュは、眉を整える前に皮脂や汚れを拭き取るのに使います。特別なものではなく、普段使っているティッシュでOKです。

スクリューブラシ

アイブロウブラシ/スクリューブラシ


スクリューブラシは、眉毛の毛流れを整えるために必要なアイテムです。自眉とメイクをなじませるときにも使います。

アイブロウペンシル

アイブロウペンシル

アイブロウペンシルは、眉毛を描くときに欠かせない道具です。眉と同じ太さで描けて、本物の毛のような自然な質感に仕上がるものを選びましょう

アイブロウパウダー

アイブロウパウダー

アイブロウパウダーは、眉毛の中でも特に産毛に近い柔らかい毛を表現する場合に使います。まずアイブロウパウダーで下地を作ってから、アイブロウペンシルで太い毛を追加するようなイメージです。

コーム

コームは、毛流れを整えたり眉毛に立体感を出したりするのに使うアイテムです。長い眉だけをカットしたいときにも使います。

眉用ハサミ

眉用ハサミ

眉用ハサミは、眉のカットに欠かせない道具です。理想の形の眉に仕上げるためには、狙った毛を1本ずつカットできる眉用ハサミをおすすめします。刃先が薄い眉専用のハサミなら、ピンポイントに根本の毛だけのカットも可能です。

フェイス用シェーバー

フェイス用シェーバーは、余分な眉毛を除去するときに使います。余分な毛をカットするのには眉用ハサミも使えますが、毛が多いときはシェーバーの方が効率的です。コーム付きのものや丸洗いできる防水仕様のものもあるため、使いやすいものを選びましょう。

イケメン眉に仕上げるメンズ眉の基本的な整え方

イケメン眉に仕上げるためのメンズ眉の基本的な整え方は、以下のとおりです。

  1. 眉毛が生えている箇所をティッシュで拭いて汗や皮脂をとっておく
  2. 眉毛をスクリューブラシでブラッシングする
  3. アイブロウペンシルで眉の形を描く
  4. 囲んだ部分を埋める
  5. 眉に色をつける
  6. 描いた眉からはみ出た毛をカットする
  7. 眉毛の長さと量を調節する

眉毛が生えている箇所をティッシュで拭いて汗や皮脂をとっておく

眉の手入れをはじめる前に、眉毛が生えている箇所をティッシュで拭いて汗や皮脂をとっておきましょう。できるだけ眉毛や肌をサラサラにしておいた方が、その後の手入れがしやすくなります。

眉毛をスクリューブラシでブラッシングする

次に、眉をスクリューブラシでブラッシングしましょう。眉にブラシを当てて、毛流れに沿って横に流していきましょう。

アイブロウペンシルで眉の形を描く

続いて、アイブロウペンシルで眉の形を描きます。眉下のラインを引いたあと、眉尻から眉山に向かってラインを描きましょう。眉山に角度をつけて、眉山から眉頭に向かってラインを引きます。眉上のラインは、眉下のラインと平行になるようにしましょう。

眉の形と位置は、以下のポイントを参考に描いてみてください。

理想の眉の形に整えるためのポイント

  • 眉頭を一番太くして眉尻にかけてだんだん細くなるようにする
  • 眉山を一番高くして立体感を出す
  • 眉の太さは目の縦幅の2分の1〜3分の2程度にする

理想の眉の位置に整えるためのポイント

  • 眉頭は小鼻の真上
  • 眉山は黒目の外側と目尻の間
  • 眉尻は眉頭以上の高さ
  • 長めの眉の眉尻は小鼻と目尻を結んだラインの延長線上
  • 短めの眉の眉尻は口角と目尻を結んだラインの延長線上

このとき、アイブロウペンシルは真ん中より後ろ側を持ち、力まずに使うのがポイントです。指に力を入れるのではなく、手首を軸にしてペンを動かしましょう。

囲んだ部分を埋める

眉の輪郭が描けたら、アイブロウパウダーを使って眉山から眉尻まで・眉頭の潤に、隙間になっている部分を埋めていきましょう。輪郭のラインをぼかすようにするのがポイントです。

パウダーを馴染ませるのに使うアイブロウブラシも、後ろの方を軽くつまむように持ちましょう。力まずに軽い力で使うのがコツです。

眉に色をつける

最後に、眉に色をつけます。眉マスカラを毛流れに逆らう方向に動かして、眉全体に色をつけてください。次に、毛流れに沿った方向に眉マスカラを動かして仕上げます。

描いた眉からはみ出た毛をカットする

眉が描けたらはみ出た眉毛をカットします。眉バサミを使って、毛先から徐々にカットしていきましょう。

ハサミでのカットが難しいときや、不要な毛が多いときは、シェーバーを使うのもおすすめです。シェーバーを使うときは、不要な毛の先だけをカットして目印をつけておきましょう。

眉毛の長さと量を調節する

不要な毛をカットできたら、眉毛全体の長さと量を調整しましょう。コームで眉毛を下から持ち上げ、眉毛の上の輪郭に合わせます。コームからはみ出た眉毛は他よりも長い毛なので、その毛だけをカットしましょう。

このとき、眉毛全体で長さが一律になるようにカットするのはNGです。眉毛の長さを一律に揃えてしまうと、ナチュラル感がなくなりのっぺりとした印象の眉になってしまいます。

眉の形別!メンズ眉の整え方のポイント

メンズ眉の整え方のポイントを、眉の形別に紹介します。

力強い印象の直線眉の整え方

かっこいい印象を与えたいなら、直線眉がおすすめです。眉頭から眉山にかけて平行より5度ほど傾けるため、上がり眉とも呼ばれます。どんな顔にもマッチしやすいので、迷ったらまずは直線眉を目指してみるのもよいでしょう。

直線眉(上がり眉)の描き方のポイント

  1. 眉山は目尻の上辺りを目安にやや外側に作る
  2. 眉の角度は平行よりも5度ほど傾ける
  3. 眉尻は細めに仕上げる

クールな印象のシャープ眉の整え方

シャープ眉は、直線眉をやや細めにしたタイプの眉です。力強さのある直線眉と比較すると、クールな印象を与えたいときに適しています。一般的に眉の太さは目の3分の2程度が理想的ですが、細めの眉にする場合は目の2分の1ほどの太さを目指してみましょう。

ただし、細すぎる眉は個性的に見えるため、きれいに仕上げる難易度が高いともいえます。自分に合うベストな細めの眉を実現したいときは、まず眉毛サロンでレクチャーを受けるのがおすすめです。

優しい印象のアーチ眉の整え方

優しい印象の眉に仕上げたいなら、アーチ眉がぴったりです。骨格に合わせてゆるやかなカーブを描くアーチ眉は、流行りに左右されない眉の形だといえます。

アーチ眉はほどよい太さと自然なカーブが大切です。細くし過ぎたり、カーブが急すぎたりするとやや古い印象を与えてしまうため注意しましょう。

アーチ眉の描き方のポイント

  1. 太さが足りないときは、目の縦幅の3分の2程度を目安に眉下を描き足す
  2. 眉山は黒目外側の真上あたりに作る
  3. 眉の上下の輪郭はなだらかなカーブ状に描く

ナチュラルな平行眉の整え方

ナチュラルな印象の眉にしたい場合は、平行眉を目指すのがよいでしょう。眉頭から眉尻まで眉下のラインを平行にし、眉頭から眉尻までだんだん濃くなるように描くのがポイントです。

直線平行眉の描き方のポイント

  1. 眉下のラインを平行に描く
  2. 眉山は目尻の真上あたりに作る
  3. 眉頭の上の部分を描き足す
  4. 色は眉頭が薄く、眉尻が濃くなるように描く

顔の形別!似合うメンズ眉の例

顔の形によって、相性のよいメンズ眉の特徴は異なります。丸型・卵型・ベース型・面長型・逆三角形型のそれぞれの顔の形に合うメンズ眉をチェックしておきましょう。

丸型

丸型の顔には、アーチ型の眉がよく似合います。丸みのあるフェイスラインに合わせて緩やかなアーチ型の眉を作り、顔全体のバランスを整えましょう。やや長めの眉にすることで、小顔感を出すことができます。

卵型

丸顔と面長の中間的な卵型の顔には、アーチ眉・直線眉のどちらもマッチします。やわらかい印象に仕上げたいならアーチ眉、クールな印象に仕上げたいなら直線眉にするとよいでしょう。

やや縦に長い卵型の顔には、短めの眉が似合います。眉が長すぎる眉よりも短い眉のほうが、顔を小さく見せられますよ。

ベース型

ベース型の顔には、少し角度のあるアーチ眉がおすすめです。平行な眉よりも5度ほど角度をつけた方が、ベース型の顔のフェイスラインをすっきり見せられます。また、やや長めに描いた方が小顔効果が期待できるでしょう。

ただし、真っ直ぐな眉やカクカクした眉は、フェイスラインを強調しすぎてしまう可能性があります。眉はなだらかなアーチ状を意識し、特に眉山から眉尻にかけてのラインはやわらかいカーブになるよう描いてください。

面長型

面長型には、平行眉がおすすめです。平行眉は、縦に長い顔のシルエットを補い、全体的なバランスを整えてくれます。面長型の顔の横幅は狭く見えるため、眉もあまり長くは描かず、短めに描いた方がよいでしょう。

カーブが大きいアーチ眉や傾きが大きい直線眉は、顔の縦長さを強調してしまう可能性があります。角度はつけすぎず、平行な眉やなだらかなアーチの眉がおすすめです。

逆三角形型

逆三角形の顔には、長めの直線平行眉がぴったりです。眉山から眉尻の部分だけゆるやかなカーブを意識すれば、顔の輪郭とのバランスが取れてやさしい印象に仕上がります。

逆三角形の顔は、骨格的にハチが張って見えやすいのも特徴です。短い眉よりも、余白を埋められる長めの眉の方が小顔効果が期待できますよ。

メンズ眉の整え方に関するよくある質問

メンズ眉の整え方に関するよくある質問とその回答を紹介します。

メンズも眉を整えるべき?

メンズでも眉は整えるべきだといえます。顔の印象を大きく左右する眉は、正しく整えることで自分にも周囲にもポジティブな印象を与えられるでしょう。反対に、整えられていない眉は「身だしなみに気を使えない」と思われてしまう可能性があるため注意が必要です。

メンズの眉を整える頻度は?

髪の毛と同じく眉にも周期があり、人によって眉周期は異なります。一般的には、1〜1.5か月ほどの頻度で眉毛サロンに通うと、自分にとってベストな眉を維持できるでしょう。

メンズ眉の最適な長さは?

ナチュラルなメンズ眉の長さは4〜6mm程度です。濃いめ・薄めに仕上げたい場合は、4〜6mmの基準内で調整してみるとよいでしょう。

眉の上側は剃らないほうがいい?

メンズ眉の上側は剃らない方が無難です。眉上には眉丘筋という筋肉があり、眉を動かすときに一緒に動きます。眉上の毛を剃ってしまうと眉丘筋の動きが不自然に見えてしまう可能性があるため注意が必要です。

自分にぴったりのメンズ眉が知りたいなら眉毛サロンがおすすめ

この記事では、メンズ眉の基本的な整え方やポイントを解説しました。自分に合う眉毛に仕上げれば、周囲に好印象を与えられ、仕事やプライベートでポジティブな影響を感じられるでしょう。

とはいえ、眉毛は主観視するのが難しいパーツです。例えば、右眉を手入れするときは右目に焦点があってしまうため、正面からのバランスで整えられません。遠くから引いて全体を捉えようとすると、細かい部分がよく見えず上手に整えるのが難しくなってしまいます。

眉毛を整えるときには、立体的に生えている眉毛を、正面・斜め・横などさまざまな角度から見極める必要があります。誰かの眉を真似しても、自分にぴったりの眉にはなりません。だからこそ、プロによるその人に合ったメンズ眉の見極めが大事です。

眉毛サロンANASTASIA MARAY(アナスタシア ミアレ)では、自眉を最大限生かし、骨格・筋肉・フェイスバランスや毛質・毛の生え方などを考慮した眉の整え方・描き方をレクチャーしています。初回限定キャンペーンも実施しているので、自分に合った眉の整え方を知りたい方は、ぜひお近くのサロンにご相談ください。

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