
三角眉の整え方&メイク術を眉毛サロンが解説!ベストな形も紹介
三角眉は、やや眉山が強調されて見える三角形、またはブーメラン型の眉毛です。かわいらしさや親しみやすさなどポジティブな印象を与えやすい形の眉毛ともいえます。
しかし同時に、三角眉は眉山が理想的な位置より内側にある場合が多いためか、「三角形の自眉が不自然に感じる」「三角眉を綺麗に整えたいが方法がわからない」といった声も上がっています。
そこで本記事では、三角眉の人におすすめの眉毛の整え方・描き方・カット方法などを解説します。三角眉になる原因や、目指す眉毛の形別の描き方のポイントなども紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

監修者
アナスタシア ミアレ
アイブロウトリートメントのパイオニアブランド
眉だけに特化し、その人の魅力を最大限に引き出していくアイブロウトリートメントのパイオニアブランド「アナスタシア ミアレ」。独自の理論と技術で、その人が本来もつ美しさを呼び覚まし、眉の可能性を確実に広げています。

執筆者
美眉総研編集部
眉に関するトレンドや眉で美しくなるための情報を発信するスペシャルサイト。さまざまなコンテンツで、眉からはじまる美の可能性を見い出します。「アナスタシア ミアレ」で培われた専門的な知見を活かして、コンテンツを制作中。
目次
三角眉とは
三角眉とは、眉山が尖った三角形に見える眉毛のことです。また、ブーメランのような形の眉毛も三角眉と呼ばれます。ここでは、三角眉になる原因や周りに与える印象、目指しやすい眉毛の形についてチェックしてみましょう。
三角眉になる原因

三角眉になる原因は大きく2つです。まず、生まれつき眉山が顔の内寄りの人や、自眉の生え方が
眉頭にあまり太さがなく、眉尻にむかって太く生える方は、三角眉になりやすい傾向があります。
眉カットや眉メイクも三角眉になる原因のひとつです。例えば、以下の2つのケースのようなパターンは、三角眉になりやすいといえます。
- 眉頭に角度をつけないストレート眉で眉山と眉尻が曖昧になっている
- ポイント眉(への字眉)の角度をつけすぎている
三角眉が与える印象
三角眉が与えやすい印象には「かわいい」「親しみやすい」といったポジティブなものもあります。「三角眉だから直さないといけない」といったことはなく、自分が気に入っているのであればOKです。
一方、三角眉は眉山の印象が強くなりがちなので、やや目が離れて見えてしまうなどバランスが悪い印象を与える可能性もあります。三角眉が気になる場合は、適切に整えることで自分の顔に似合う理想的な眉毛に仕上げられるでしょう。
三角眉が目指せる眉毛の形

三角眉の人が目指しやすい眉毛は、アーチ眉・キリリ眉・ポイント眉などさまざまです。選択肢はたくさんあるため、自眉を活かしやすい形や目指したい形を選ぶとよいでしょう。もちろん三角眉のまま整えるのもOKです。自分らしい眉に整えましょう。
三角眉を整えるために眉山を剃りすぎるのはNG

三角眉を整えるためには印象の強い眉山の調整が必要不可欠ですが、眉山を剃りすぎるのはNGです。とくに生まれつき三角眉の人は、骨格や筋肉のつき方を無視して眉上を剃りすぎると表情が不自然になってしまうリスクがあります。自分で整えるのが難しいときは、眉毛サロンに相談してみてください。
眉毛サロンでできることや料金相場などについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
▶︎眉毛サロンとは?施術内容や料金相場、選び方を眉毛サロンが解説!
三角眉を整えるためのベストバランス
三角眉の人に限らず、理想的な眉毛に仕上げるためには、ベストなバランスを意識することが大切です。眉毛の位置・形・太さ・色・濃淡といった各ポイントのバランスをチェックしておきましょう。
綺麗な眉毛のベストバランスについては、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひあわせて参考にしてみてください。
▶︎綺麗な眉毛のベストバランスとは?眉の位置や形などを眉毛サロンが解説
眉の位置
理想的な眉の位置は、ベストなフェイスラインの法則により決定します。顔の各パーツに注目して、顔の横幅・縦幅を理想的な比率に整えることが重要です。自分の顔の比率は、自分の顔を撮影した写真に写真加工アプリなどでグリッド線を引けばチェックできます。
横の生え際から反対の生え際までの間を顔の横幅とすると、顔の横幅は眉間の幅の5倍がベストな長さです。眉間の間の幅を基準に、グリッド線などで顔を横に5分割できるように調整しましょう。
<顔の横幅のベストな比率>
顔の横幅=眉間の幅×5
額の生え際から顎先までの長さを顔の縦幅とすると、顔の縦幅は額の生え際から眉頭の下までの長さの3倍がベストな長さです。顔の縦幅をグリッド線などで3分割し、額の生え際から眉頭までの長さが基準になるように調整してください。
<顔の縦幅のベストな比率>
顔の縦幅=額の生え際から眉頭までの長さ×3
眉の形
眉毛には、眉頭・眉山・眉尻の3つのパートがあります。
眉頭は鼻から眉毛下の骨にかけて、カーブが始まる場所にあるのがベストです。眉頭の形は、顔全体のバランスを左右する重要なポイントなので注意深く、定めましょう。
眉山は、顔の正面から側面に落ちる手前に作ります。三角眉の場合、やや顔の中心寄りに眉山があるケースが多いため注意してください。眉の中では一番高い位置に眉山を持ってくるのもポイントです。眉山が低いと立体感が物足りない印象になってしまうため、少しでも眉頭より高くなるように作りましょう。
眉尻は、上唇中央から目尻を繋いだ延長線上に作りましょう。眉尻は眉頭より高い位置にするのがポイントです。
顔は、眉頭から眉山が正面として認識されます。眉頭から眉山への距離が長いとやや大きめの顔、短いとパーツが中心に集まったような顔に捉えられます。
左右で差がある眉骨の形や、顔の側面の角度などを意識した調節も大切です。例えば、正面から見た顔の横幅は、顔の側面の角度が急だと短く、逆に角度が緩やかだと長く見えます。横幅が狭い顔に長い眉を描くと浮いて見えてしまうため、顔の特徴に合わせて眉毛を整えましょう。
眉の太さ
眉の形と位置が決まれば、太さは自ずと見えてきます。太さの目安としては、目の縦幅の2分の1〜3分の2ほどです。眉頭を一番太く、眉尻に向かってだんだん細くなっていくように太さを調節しましょう。
眉の色・濃淡
眉の色は、髪色との相性を考慮して決めるのが基本です。髪色よりもワントーン淡い色にすると、垢抜けた自然な仕上がりになります。
パーソナルカラーを考えた眉色の決め方も可能です。イエローベースの人にはオレンジ系や黄色系、ブルーベースの人には赤系のブラウンが似合う傾向があります。
自然な眉は黒目の上あたりが一番濃く、眉頭・眉尻はやや薄くなっています。メイクの際も同じ濃淡のバランスを再現すると、立体感のある自然な眉に仕上がるでしょう。
三角眉におすすめの整え方・描き方・カット方法
三角眉におすすめの整え方・描き方・カット方法を解説します。なお、アイブロウメイクアップ術などについては次の記事で詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
▶︎アイブロウとは?意味やメイクアップ術を眉毛サロンが解説!
眉毛が生えている箇所にフェイスパウダーをのせる
まず、眉メイクをする前に眉毛が生えている箇所にフェイスパウダーをのせましょう。フェイスパウダーで汗や皮脂をとってサラサラにしておくことで、眉を描きやすくなります。
眉毛をスクリューブラシでブラッシングする

次に、眉をスクリューブラシでブラッシングします。基本的には自眉の毛流れに沿って横に流せばOKです。ボサボサ眉毛の毛流れがわかりづらいときは、眉頭はやや上方向に流しながら次第に横に流していき、眉尻あたりは斜め下にブラシを動かすとナチュラルな毛流れを活かせますよ。
アイブロウペンシルで眉を描く
続いて、アイブロウペンシルで眉の形を描きます。眉下のラインを引いたあと、眉尻から眉山に向かってラインを描きましょう。眉山に角度をつけて、眉山から眉頭に向かってラインを引きます。眉上のラインは、眉下のラインと平行になるようにしましょう。
眉の形と位置は、以下のポイントを参考に描いてみてください。三角眉の場合、眉山がやや内側にある傾向があります。「黒目の外側と目尻の間」を目安に眉山を作りましょう。
<理想的な眉の形に整えるためのポイント>
- 眉頭を一番太くして眉尻にかけてだんだん細くなるようにする
- 眉山を一番高くして立体感を出す
- 眉の太さは目の縦幅の2分の1〜3分の2程度にする
<理想的な眉の位置に整えるためのポイント>
- 眉頭は小鼻の真上
- 眉山は黒目の外側と目尻の間
- 眉尻は眉頭以上の高さ
- 長めの眉の眉尻は小鼻と目尻を結んだラインの延長線上
- 短めの眉の眉尻は口角と目尻を結んだラインの延長線上
このとき、アイブロウペンシルは真ん中より後ろ側を持ち、力まずに使うのがポイントです。指に力を入れるのではなく、手首を軸にしてペンを動かしましょう。軽いタッチで描いた方が、ナチュラルに眉毛の輪郭を描けますよ。
アイブロウパウダーで隙間を埋める
眉の輪郭が描けたら、アイブロウパウダーを使って眉山から眉尻まで・眉頭の潤に、隙間になっている部分を埋めていきましょう。輪郭のラインをぼかすようにするのがナチュラルに仕上げるためのポイントです。
パウダーを馴染ませるのに使うアイブロウブラシも、後ろの方を軽くつまむように持ちましょう。アイブロウペンシルと同じく。力まずに軽いタッチで使うのがナチュラル眉の描き方のコツです。
アイブロウジェルで毛流れを固定する
眉全体が描けたら、アイブロウジェルで毛流れを固定します。眉頭に立体感が出るように立ち上げ、眉尻に向かって毛流れを整えていきましょう。眉毛が硬めの人は、眉尻から眉頭へ流れに逆らうようにジェルを乗せるのもありです。
眉マスカラで眉に色を付ける
眉に色をつける場合は、眉マスカラを使いましょう。眉マスカラを毛流れに逆らう方向に動かして、眉全体に色をつけてください。次に、毛流れに沿った方向に眉マスカラを動かして仕上げます。
眉色は髪色よりもワントーン明るくすると、ナチュラルに仕上がります。イエローベースの肌にはオレンジ系や黄色系のブラウンの眉色、ブルーベースの肌には赤系のブラウンの眉色がよく似合いますよ。
メイクからはみ出た余分な眉毛を除去する
眉メイクができたら、メイクからはみ出た余分な眉毛をカットします。眉バサミを使って、毛先から徐々にカットしていきましょう。とくに三角眉の人は、眉山周辺の調整が必要です。切り過ぎ・剃りすぎに注意して、メイクからはみ出ている部分だけを除去しましょう。
不要な毛をカットできたら、眉毛全体の長さと量を調整しましょう。コームで眉毛を下から持ち上げ、眉毛の上の輪郭に合わせます。コームからはみ出た眉毛は他よりも長い毛なので、その毛だけをカットしましょう。
このとき、眉毛全体で長さが一律になるようにカットするのはNGです。眉毛の長さを一律に揃えてしまうと、ナチュラル感がなくなりのっぺりとした印象の眉になってしまいます。
またほとんどの場合で、眉メイクからはみ出た毛をカットするだけでも十分に自然で素敵な雰囲気に仕上がります。長さを調節するよりも、自然な眉毛をどのように活かすかをまず検討しましょう。
目指す眉の形別!三角眉からの整え方のポイント
三角眉からアーチ眉・キリリ眉・平行眉を目指したい場合のポイントや注意点を解説します。輪郭や眉の特徴別の整え方については以下の記事で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
▶︎眉毛の整え方/描き方/カット方法を眉毛サロンが解説!顔の形や濃さごとにも紹介
三角眉からアーチ眉に整えるときのポイント
ゆるやかなカーブのアーチ眉は、やわらかな印象が特徴です。骨格に合わせてカーブを描くため、流行り廃りがない眉毛の形だといえます。特に丸顔や卵型の顔と相性がよく、ナチュラルな眉に仕上がりやすいでしょう。
アーチ眉はほどよい太さと自然なカーブが大切です。細くし過ぎたり、カーブが急すぎたりするとやや古い印象を与えてしまうため注意しましょう。眉山が内側に寄りがちな三角眉の場合、やや外側になるように意識してみてください。
<ナチュラルなアーチ眉の描き方のポイント>
- 太さが足りないときは、目の縦幅の3分の2程度を目安に眉下を描き足す
- 眉山は黒目外側の真上あたりに作る
- 眉の上下の輪郭はなだらかなカーブ状に描く
三角眉からキリリ眉に整えるときのポイント
かっこいい印象を与えたいなら、キリリ眉(上がり眉)がおすすめです。太さによっても印象は異なり、細めならクールに、太めなら力強い雰囲気に仕上がります。
アーチ眉に整えるときと同様に、三角眉からキリリ眉に仕上げる場合は、眉山の位置に注意が必要です。眉山は、目尻の真上を目安に外側にくるように作ってください。
<ナチュラルなキリリ眉の描き方のポイント>
- 眉山は目尻の上辺りを目安にやや外側に作る
- 眉の角度は平行よりも5度ほど傾ける
- 眉尻は細めに仕上げる
三角眉から平行眉に整えるのは注意が必要
三角眉から平行眉に整える際は、表情が不自然にならないように注意しましょう。
そもそも眉毛は、眉弓(びきゅう)という骨に沿って生えており、骨格や筋肉のつき方、動きのクセは人によって異なります。生まれつき三角眉の人は眉上のラインが平行ではない場合が多いため、眉山を削って無理に平行眉にすると、表情と眉毛が連動しない不自然な仕上がりになってしまう可能性があります。
とはいえ、平行眉にするのが不可能というわけではありません。ただ、セルフカットなどで整えるのは難しいため、一度眉毛サロンに相談してみてくださいね。
三角眉の整え方に関するよくある質問
三角眉の整え方に関するよくある質問とその回答を紹介します。
三角眉を自分で整える自信がないときはどうしたらいい?
三角眉を自分で整える自信がないときは、眉毛サロンに行ってみましょう。眉毛サロンには、眉毛を整えてくれるだけでなく、眉レッスンとして整え方やメイクアップ術をレクチャーしてくれるところもあります。うまく眉毛を整えられずに困っている人は、眉毛サロンの眉レッスンを受けてみてください。
アナスタシア ミアレでも、眉レッスン「パーソナルトレーナーレッスン」を提供しています。骨格・筋肉・フェイスバランスなどを考慮した「あなただけの眉」に整える方法を学べるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
▶︎アナスタシアミアレの眉レッスンとは?施術内容や料金、実施店舗などを紹介!
三角眉と相性のよい眉毛の形は?
三角眉は、アーチ眉やキリリ眉、ポイント眉などさまざまな形の眉と相性がよい眉毛です。自眉を活かしやすさや好みに合うものに整えてみましょう。
男性の三角眉の整え方は?
三角眉におすすめの整え方は、男性も女性も基本的には同じです。眉山の剃りすぎに注意しつつ、理想的な眉毛の形・位置・太さ・濃淡などのポイントをチェックしながら整えましょう。メンズ眉の整え方については次の記事も参考にしてみてください。
▶︎メンズ眉の整え方やカット方法を眉毛サロンが解説!顔の形や濃さごとにも紹介
三角眉を整えたいならアナスタシア ミアレがおすすめ

本記事では、三角眉を整えるためのポイントや具体的な方法を解説しました。三角眉を整える場合は、眉山の形や位置を調整する必要がありますが、剃りすぎには注意が必要です。表情が不自然になってしまわないように、自眉を活かしながら綺麗な眉毛に整えましょう。
とはいえ、眉毛は主観視するのが難しいパーツです。例えば、右眉を手入れするときは右目に焦点があってしまうため、正面からのバランスで整えられません。遠くから引いて全体を捉えようとすると、細かい部分がよく見えず上手に整えるのが難しくなってしまいます。
眉毛を整えるときには、立体的に生えている眉毛を、正面・斜め・横などさまざまな角度から見極める必要があります。誰かの眉を真似しても、自分にぴったりの眉にはなりません。だからこそ、プロによるその人に合ったアイブロウメイクアップのポイントの見極めが大事です。
眉毛サロンANASTASIA MARAY(アナスタシア ミアレ)では、自眉を最大限活かし、骨格・筋肉・フェイスバランスや毛質・毛の生え方などを考慮した眉の整え方・描き方をレクチャーしています。例えば以下の2つは、三角形・ブーメラン型の自眉を活かしつつ、自然な眉毛に整えた施術例です。
このほかの施術例は「#100人100眉プロジェクト」で公開しているので、ぜひチェックしてみてください。また、アナスタシア ミアレでは初回限定キャンペーンも実施しております。自分に合った眉の整え方を知りたい方は、ぜひお近くのサロンにご相談ください。
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