
アイブロウリストとは?必要資格や仕事内容を眉毛サロンが解説
アイブロウリストとは、眉の形成やスタイリングといった眉の施術を専門に行う職業です。「顔の印象の8割は眉で決まる」といわれるほど重要な眉を、美しく整える知識・スキルが求められます。
アイブロウリストになりたい人のなかには、「アイブロウリストになるための資格は?」「美容師免許なしでアイブロウリストになる方法はある?」と疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、アイブロウリストとはどんな職業なのか、仕事内容や必要な資格について解説します。アイブロウリストを志してから現場デビューするまでの道のりも紹介するので、アイブロウリストを目指したい人はぜひ参考にしてみてくださいね。

監修者
アナスタシア ミアレ
アイブロウトリートメントのパイオニアブランド
眉だけに特化し、その人の魅力を最大限に引き出していくアイブロウトリートメントのパイオニアブランド「アナスタシア ミアレ」。独自の理論と技術で、その人が本来もつ美しさを呼び覚まし、眉の可能性を確実に広げています。

執筆者
美眉総研編集部
眉に関するトレンドや眉で美しくなるための情報を発信するスペシャルサイト。さまざまなコンテンツで、眉からはじまる美の可能性を見い出します。「アナスタシア ミアレ」で培われた専門的な知見を活かして、コンテンツを制作中。
目次
アイブロウリストとは

アイブロウリストとは、眉毛の形成やスタイリングを専門に行う職業です。主に眉毛のカットやワックス脱毛、アイブロウメイクアップによるスタイリングなどを行います。目のまわりの施術を行うアイリストのうち、アイブロウリストは眉毛に特化した専門職です。
アイブロウリストの仕事内容
一般的なアイブロウリストの仕事内容を紹介します。
お客さまの眉に関するカウンセリング

まず行うのはお客さまのカウンセリングです。眉毛に関する日頃の悩みや、目指したい眉のスタイルなどの要望をヒアリングします。
理想的な眉のデザインを導き出す

次に、お客さまにとっての理想的な眉のデザインを導き出します。カウンセリングの内容やお客さまの顔の骨格や筋肉、眉毛の生え方などの特徴から、目指すべき眉のデザインを提案する能力が必要です。
眉を整える施術を行う

提案した眉デザインに納得してもらえたら、施術を開始します。ワックス脱毛や眉カット、アイブロウメイクアップなどを行い、理想的な眉の形成・スタイリングを行います。
<主な施術内容>
- ワックス脱毛:ワックスを使って余分な眉を脱毛する
- 毛抜き:ツィザーなどで余分な毛を抜く
- 眉カット:眉バサミなどで長い毛をカットする
- アイブロウメイクアップ:アイブロウペンシルやパウダーなどで眉を描く
その他のサロンワークを行う
アイブロウリストの仕事は、お客さま対応だけではありません。店内の清掃や道具の手入れ、予約管理などさまざまなサロンワークも行います。
アイブロウリストになるために必要な資格
アイブロウリストになるためには、国家資格の美容師免許が必要です。施術の種類によらず、一般的にはサロンに就職する際に美容師免許が求められます。アイブロウリストに関する民間資格はほかにもありますが、どれも必須資格ではありません。美容師免許さえあれば、アイブロウリストとして働くことが可能です。
アイブロウリストの働く場所
アイブロウリストが働く場所には、アイラッシュサロン・併設型サロン・眉毛サロン(アイブロウサロン)などがあります。それぞれの特徴をチェックしておきましょう。
アイラッシュサロン
アイラッシュサロンとは、まつ毛エクステンションやまつ毛パーマ、眉のスタイリングなどの目元ケアを行う専門サロンです。眉毛だけでなく、まつ毛に関する施術も求められます。目元の施術を専門に行うため、アイリストとしての技術・経験を集中して磨きたい人におすすめです。
併設型サロン
併設型サロンは、美容室やネイルサロンなどに併設されているサロンです。アイブロウリストとして眉毛の施術を行うだけでなく、美容師やネイリストとして働くこともできます。眉だけでなく、美容に関する幅広いスキル・知識を身につけたい人には候補となるでしょう。
眉毛サロン(アイブロウサロン)
眉毛サロン(アイブロウサロン)とは、眉まわりの施術を行うサロンのことです。アイブロウリストとして眉のスペシャリストを目指すなら、眉毛サロンへの就職を目指しましょう。
「顔の印象の8割は眉で決まる」といわれるほど、顔のなかでも眉は重要なパーツです。そんな眉の施術を中心に行う眉毛サロンは、アイブロウリストを目指す人に最も適しています。
アイブロウリストに向いている人

アイブロウリストに向いている人の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
- 繊細で丁寧な作業が得意な人
- メイクや美容が好きでトレンド情報にも詳しい人
- 美容・メイクの分野でのスキルアップ・キャリアアップを目指している人
アイブロウリストは、ワックス脱毛や眉カット、アイブロウメイクアップなどの繊細な施術を正確に行うスキルが求められます。そのため、手先が器用な人や繊細かつ丁寧な作業が得意な人は、アイブロウリストに向いているといえるでしょう。
また、お客さまの悩みや要望に応えて、理想的な眉毛を提案するためには、メイクや美容に関する知識も必要です。「流行りの眉に整えてほしい」というお客さまも多いため、トレンド情報もおさえておく必要があるでしょう。
アイブロウリストになるためには、美容師免許が必須です。また、美容専門学校で学んだ内容にプラスして、眉の施術に関する知識・スキルを身につける必要があります。そのため、美容・メイクの分野でスキルアップ・キャリアアップを目指す高い志が求められるといえるでしょう。
アイブロウリストになるには?デビューまでの道のり
アイブロウリストとしてデビューするまでの道のりを解説します。
美容専門学校に通う

まずは、アイブロウリストに必須の美容師免許を取得するために、美容専門学校に通いましょう。美容専門学校には、社会人でも通いやすい夜間・通信課程があるところもあります。美容専門学校で修了が必要な課程は以下のとおりです。
- 昼間課程:2年以上
- 夜間課程:2年以上
- 通信課程:3年以上
昼間課程は、一般的な学校と同様に平日の昼間に授業を受けます。行事や修学旅行などがある学校もあり、仲間を作りやすいのもメリットです。ただし、まとまった時間が確保できない人には通うのが難しく、仕事をしながら学びたい人には適しません。
夜間課程は、夕方から夜の時間にかけて学べる課程です。昼間課程より授業時間は短いことが多いものの、夜間課程でも2年ほどで美容師免許を取得できます。集中して勉強する必要がありますが、働きながら美容師免許を取りたい人にも通いやすいのが利点です。
通信課程は、オンライン授業と短時間通学の組み合わせなどで学べます。昼間・夜間課程と比べると家で学べる時間が多いため、育児や介護をしながらでも美容師免許を取るための勉強ができるでしょう。ただし、修了までに3年以上かかるケースが多い点には注意が必要です。
なかにはトレーニング専用のサロンが併設されており、実際にお客さまを迎えて施術をしながら技術を身につけられるところもあるなど、特徴はさまざまです。
美容師免許の国家資格試験を受ける

美容師免許の国家資格試験は、春期・秋期の年2回実施されます。どちらか一方の試験に合格すれば、美容師免許を取得可能です。なお、実技試験と筆記試験があり、美容師免許を取得するには、両方の合格が求められます。
<美容師免許の国家資格試験の実施時期目安>
- 春期:実技試験(1月下旬〜2月上旬)・筆記試験(3月上旬)
- 秋期:実技試験(7月下旬〜8月上旬)・筆記試験(9月上旬)
なお、ここ数年の美容師国家試験の合格率は以下のとおりです。
試験年度 | 合格率 |
令和6年度 秋期 | 88.1% |
令和6年度 春期 | 55.0% |
令和5年度 秋期 | 86.5% |
令和5年度 春期 | 59.7% |
令和4年度 秋期 | 88.5% |
令和4年度 春期 | 60.5% |
令和3年度 秋期 | 92.3% |
令和3年度 春期 | 60.1% |
参照元:過去の試験実施状況
美容師国家試験で実技・筆記の両方の試験を受験する場合の費用は25,000円です。片方のみ再受験する場合は、12,500円の費用がかかります。また、合格後は免許申請が必要で、収入印紙(登録免許税)9,000円分と、登録事務手数料5,200円の支払いが必要です。
サロンに就職する

無事美容師免許を取得できたら、アイブロウリストの求人に応募してサロンに就職します。サロンによって対応する施術範囲が異なるため、アイブロウリストとして眉の施術ができるところを選んでください。眉の施術を専門に行いたい場合は、眉毛サロン(アイブロウサロン)を選ぶとよいでしょう。
研修やトレーニングを受けたあとアイブロウリストとしてデビューする

サロンに就職したら、まずは研修やトレーニングの期間があることが一般的です。サロンの持つノウハウやルールを学び、施術に必要なスキルを身につけましょう。研修・トレーニングが終了したら、いよいよ実戦デビューです。
アイブロウリストとして採用されるためのポイント

アイブロウリストとして採用されるためのポイントを3つ紹介します。
サロンが求める人材像をリサーチしておく
まずは、採用を目指すサロンが求めている人材像を細かくリサーチしましょう。サロンが求める人材像との一致度が高いほど、採用される確率が高まります。
サロンの求める人材像は、各サロンの採用ページなどに記載されているため、よく読み、応募書類や面接に活かしましょう。
応募書類・面接では積極的な志望動機をアピールする
応募書類や面接では、とくに志望動機のアピールが重要です。「どうしてそのサロンを選んだのか」「どんなアイブロウリストになりたいのか」などの志望動機を、積極的にアピールしましょう。この際、サロンが求める人材像に自身が当てはまることを伝えるのが重要です。
志望動機は、ポジティブな印象を与える表現を意識してください。とくにサロンでの実務経験がある人にありがちなのが、前の職場への愚痴や不満が多くなってしまうケースです。あくまでも次のサロンで実現したい仕事や身につけたいスキルを前向きに語りましょう。
活かせる経験やスキルがあればアピールする
アイブロウリストとしての仕事に活かせる経験やスキルがあれば、応募書類や面接でしっかりアピールしましょう。アイブロウリストや美容師としての職務経験はもちろん、異業種での経験・スキルも評価される可能性があります。
すでにアイブロウリストやアイリスト、美容師としての実務経験がある場合は、これまでに施術してきた人数や前職での指名数などの実績をアピールするのが効果的です。仕事で心がけていることなども話せるとよいでしょう。また、前に勤務していたサロンを辞めた理由などを尋ねられる場合もあるため、事前に回答を準備しておくとベターです。
未経験の人は、美容専門学校で努力したことや前職の経験などをアピールしましょう。新卒の場合は、アルバイトでの接客経験などがあると評価される可能性があります。
アイブロウリストに関するよくある質問
アイブロウリストに関するよくある質問とその回答を紹介します。
美容師免許なしでもアイブロウリストになれる?
美容師免許なしでアイブロウリストになることはできません。必ず美容専門学校に通い、国家試験に合格して美容師免許を取得する必要があります。
アイリストとアイブロウリストの違いは?
アイリストは、まつ毛エクステンションや眉毛の形成など、目のまわりの施術を専門に行う職業です。一方、アイブロウリストは眉の施術に特化しています。
▶︎アイリストになるには?必須資格や仕事内容などを眉毛サロンが解説
眉毛サロン(アイブロウサロン)には資格なしでも就職できる?
施術の種類や仕事内容に関わらず、眉毛サロン(アイブロウサロン)に就職する際は美容師免許が求められるケースが一般的です。そのため、資格なしでは眉毛サロンには就職できないと考えておいたほうがよいでしょう。
眉毛のワックス脱毛にも資格が必要?
「眉毛のワックス脱毛だけであれば美容師免許は不要」という意見もありますが、アイブロウリストとして働くのであれば、美容師免許は必須と考えるべきでしょう。
アイブロウリストの月収は?
アイブロウリストの年収は勤務するサロンによって異なりますが、年収300万円前後からのスタートが主流です。経験や技術力に応じて昇格があるサロンなどでは、給与が上がる場合もあります。
アナスタシア ミアレでアイブロウ プロフェッショナルとして働きませんか?

アナスタシア ミアレとは?
2004年に日本1号店をオープンして以来、全国に展開する眉専門サロンです。一人ひとり異なる骨格・筋肉・フェイスバランスを見極め、自眉を最大限に活かして「その人らしさ」がもっとも際立つ眉を提案。
“眉こそが、美しさの根幹”という信念のもと、独自の理論と技術で未来の可能性を広げてきました。モデルやタレント、文化人など多彩な著名人も顧客に抱える、アイブロウトリートメントのパイオニアブランドです。
・入社後のステップとサポート
入社後は約3〜4週間の集中研修からスタート。接客マナー、製品知識、そしてアナスタシア ミアレ独自の理論と技術を体系的に学びます。研修中は会社が手配するモニター様への施術で実践力を磨くため、アイブロウ経験ゼロでも安心。店舗配属後も先輩スタッフがマンツーマンでフォローし、現場デビュー後の疑問や不安を丁寧に解消します。
・応募条件は「美容師免許」のみ
アイブロウ施術の経験は問いません。未経験はもちろん、ブランクがある方や第二新卒の方も歓迎します。アナスタシア ミアレが磨き続けた独自の理論から専門スキルを身につけ、アイブロウスペシャリストとしてキャリアの幅を大きく広げましょう。
・充実した福利厚生でキャリアを後押し
一般的な福利厚生から、ライフスタイルに応じた休日・賞与の選択ができる選択制度や毎月の奨学金返済額の最大80%(上限は1万2千円/月)を会社が負担する制度を導入。肉体的・経済的な負担を軽減しながら、長期的なキャリア形成に集中できる環境を整えています。
アイブロウ プロフェッショナルという新しいキャリアに挑戦したい方のご応募を、心よりお待ちしています。
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