アイリストになるには?必須資格や仕事内容などを眉毛サロンが解説

アイリストとは、まつ毛や眉毛といった目元の施術を行う専門職です。アイリストになるためには、専門的な資格やスキルが求められます。

アイリストを志す人のなかには、「アイリストになるためにどんな資格が必要なのかわからない」「アイリストになるための道のりを知りたい」といった方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、アイリストになるために必要な資格や、採用までの道のりを解説します。アイリストの仕事内容や職場なども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

アイリストとは?

アイリストとは、まつ毛エクステンションやまつ毛パーマ、眉毛の形成など目元に特化した施術を行う専門職です。アイスタイリスト・アイデザイナーと呼ばれるケースもあります。

アイリストになるために必要な資格

アイリストになるためには、国家資格である美容師免許が必須です。以前は資格不要でまつ毛エクステンションなどの施術を行っていたサロンもあったようですが、深刻なトラブル等が発生した為、2008年3月に美容師免許が必須となりました。

アイリストに関する民間資格はほかにもいくつかありますが、どれも必須資格ではありません。美容師免許を取得していれば、サロンに就職してアイリストとして働くことができます。

アイリストになるために必要な美容師免許の取得方法

アイリストになるために必要な美容師免許は、美容専門学校に通い、国家資格試験に合格することで取得できます。美容専門学校で修了が必要な課程は以下のとおりです。

  1. 昼間課程:2年以上
  2. 夜間課程:2年以上
  3. 通信課程:3年以上

美容師免許の国家資格試験は、春期・秋期の年2回実施されます。どちらか一方の試験に合格すれば、美容師免許を取得可能です。

なお、ここ数年の美容師国家試験の合格率は以下のとおりです。

試験年度合格率
令和6年度 秋期88.1%
令和6年度 春期55.0%
令和5年度 秋期86.5%
令和5年度 春期59.7%
令和4年度 秋期88.5%
令和4年度 春期60.5%
令和3年度 秋期92.3%
令和3年度 春期60.1%

参照元:過去の試験実施状況

未経験からアイリストになるまでの道のり

未経験の状態からアイリストになるまでの道のりを紹介します。

美容専門学校に通う

アイリストを目指すのであれば、美容師免許を取得するために美容専門学校に通いましょう。美容専門学校には、社会人でも通いやすい夜間・通信課程があるところもあります。

昼間課程は、一般的な学校と同様に平日の昼間に授業を受けます。勉強以外に、行事や修学旅行などがある学校もあり、仲間を作りやすいのもメリットです。一方、まとまった時間がある人にしか通うのは難しく、仕事をしながら学びたい人には適しません。

夜間課程は、夕方から夜の時間にかけて学べる課程です。昼間課程より授業時間は短いことが多いものの、夜間課程でも2年ほどで美容師免許を取得できます。その分、集中して勉強する必要がありますが、働きながら美容師免許を取りたい人にも通いやすいでしょう。

通信課程は、オンライン授業と短時間通学の組み合わせなどで学べます。昼間・夜間過程と比べると家で学べる時間が多いため、育児や介護をしながらでも美容師免許を取るための勉強ができます。ただし、修了までに3年以上かかるケースが多い点には注意が必要です。

なかにはトレーニング専用のサロンが併設されており、実際にお客さまを迎えて施術をしながら技術を身につけられるところもあるなど、特徴はさまざまです。

美容師国家資格の試験に合格する

美容専門学校で必要な課程を修了したら、国家資格試験を受けましょう。試験は春期・秋期の2度行われます。実技試験と筆記試験があり、美容師免許を取得するには、両方の合格が必要です。

美容師免許の国家資格試験の実施時期目安

  • 春期:実技試験(1月下旬〜2月上旬)・筆記試験(3月上旬)
  • 秋期:実技試験(7月下旬〜8月上旬)・筆記試験(9月上旬)

なお、美容師国家試験で実技・筆記の両方の試験を受験する場合の費用は25,000円です。片方のみ再受験する場合は、12,500円の費用がかかります。また、合格後は免許申請が必要で、収入印紙(登録免許税)9,000円分と、登録事務手数料5,200円の支払いが必要です。

サロンに就職する

無事美容師免許を取得できたら、サロンに就職します。サロンによって対応する施術範囲が異なるため、「まつ毛エクステンションをしたい」「眉毛の施術に挑戦したい」といった希望がある場合は、その施術に対応しているサロンを選んで応募しましょう。

研修を受けてデビューする

サロンに就職したら、まずは研修やトレーニングの期間があることが一般的です。サロンの持つノウハウやルールを学び、施術に必要なスキルを身につけましょう。研修・トレーニングが終了したら、いよいよ実戦デビューです。

アイリストの仕事内容と働く場所

アイリストの仕事内容と働く場所について紹介します。

アイリストの仕事内容

アイリストの主な仕事内容は、まつ毛エクステンションやまつ毛パーマなどのまつ毛に関する施術や、眉毛の形成・スタイリングといった眉毛周りの施術などさまざまです。

まつ毛エクステンション

まつ毛エクステンション(まつエク)は、アイリストが行う代表的な施術の1つです。お客さまのまつ毛に人工のまつ毛を1本ずつ専用接着剤でつなげます。まつ毛のボリュームや長さをアップさせ、目元を魅力的に見せるのが目的です。

まつ毛パーマ

まつ毛パーマは、専用の薬剤などを使ってお客さまのまつ毛をカールさせる施術です。目元をぱっちり見せるために行われます。まつエクと比べるとコストを抑えて施術を受けられることから、根強い人気があります。

眉毛の施術

眉毛のカット・脱毛など、眉毛の施術もアイリストの仕事の1つです。とくに眉まわりの施術を中心に行うアイリストは、「アイブロウリスト」とも呼ばれます。眉バサミで眉毛のスタイリングをしたり、余分な眉毛をワックス脱毛したりと、さまざまな施術があります。

各種カウンセリング

施術前後のカウンセリングもアイリストの仕事です。お客さまが抱える悩みや課題を正しく理解し、理想的なまつ毛・眉毛を実現するために重要な仕事だといえます。そのため、アイリストには単なる技術力だけでなく、お客さまに寄り添う能力や悩みを聞き出す能力も必要だといえるでしょう。

アイリストが働く場所

アイリストが働く場所には、アイラッシュサロン・併設型サロン・眉毛サロンなどがあります。それぞれの特徴を知っておきましょう。

アイラッシュサロン

アイラッシュサロンとは、まつ毛エクステンションやまつ毛パーマ、眉のスタイリングなどの目元ケアを行う専門サロンです。目元の施術を専門に行うため、アイリストとしての技術・経験を集中して磨きたい人に適しています。

併設型サロン

併設型サロンとは、美容室やネイルサロンなどに併設されているサロンのことです。アイリストとして働く以外に、アイリスト兼美容師・アイリスト兼ネイリストといった働き方もできます。美容に関する幅広いスキル・知識を身につけたい場合におすすめです。

眉毛サロン

眉毛サロンとは、眉まわりの施術を行うサロンのことです。具体的な施術としては、眉毛の形成やスタイリング、アイブロウメイクアップなどが挙げられます。眉毛サロンで働くアイリストはアイブロウリストとも呼ばれ、眉のスペシャリストを目指すことが可能です。

「顔の印象の8割は眉で決まる」といわれるほど、顔のなかでも眉は重要なパーツです。そんな眉の施術を身につけられる眉毛サロンは、アイリストにおすすめしたい職場だといえます。

アイリストとして採用されるためのポイント

アイリストとして採用されるためのポイントを3つ紹介します。

サロンが求める人材像をリサーチしておく

まずは、採用を目指すサロンが求めている人材像を細かくリサーチしましょう。サロンの求める人材像は、各サロンの採用ページなどに記載されています。よく読み、応募書類や面接に活かしましょう。

応募書類・面接では積極的な志望動機をアピールする

応募書類や面接では、とくに志望動機のアピールが重要です。「どうしてそのサロンを選んだのか」「どんなアイリストになりたいのか」などの志望動機を、積極的にアピールしましょう。この際、サロンが求める人材像に自身が当てはまることを伝えるのも大切です。

志望動機は、ポジティブな印象を与える表現を意識しましょう。とくにサロンでの実務経験がある人にありがちなのが、前の職場への愚痴や不満が多くなってしまうケースです。あくまでも次のサロンで実現したい仕事や身につけたいスキルを前向きに語りましょう。

活かせる経験やスキルがあればアピールする

アイリストとしての仕事に活かせる経験やスキルがあれば、応募書類や面接でしっかりアピールしましょう。アイリストや美容師としての職務経験はもちろん、異業種での経験・スキルも評価される可能性があります。

すでにアイリストや美容師としての実務経験がある場合は、これまでに施術してきた人数や前職での指名数などの実績をアピールするのが効果的です。仕事で心がけていることなども話せるとよいでしょう。また、前に勤務していたサロンを辞めた理由などを尋ねられる場合もあるため、事前に回答を準備しておくとベターです。

未経験の人は、美容専門学校で努力したことや前職の経験などをアピールしましょう。新卒の場合は、アルバイトでの接客経験などがあると評価される可能性があります。

アイリストに関するよくある質問

アイリストに関するよくある質問とその回答を紹介します。

アイリストになるには何年かかる?

アイリストになるのにかかるのは、おおむね2年前後です。美容専門学校に通い、国家資格の試験を受けるのに約2年の時間がかかります。ただし、通信課程の場合は、修了までに3年以上の時間がかかるのが一般的です。

美容専門学校の学費はいくら?

美容専門学校の学費は学校によってさまざまです。また、同じ学校でも昼間課程・夜間課程・通信課程で学費が異なります。

一般的な美容専門学校の学費目安(修了まで)

  • 昼間課程:200〜300万円程度
  • 夜間課程:150〜200万円程度
  • 通信課程:50〜80万円程度

なお、眉毛サロン「アナスタシア ミアレ」では、入社したアイリストに対し、奨学金返還支援制度があります。毎月の奨学金返済額の最大80%(上限12,000円)をアナスタシア ミアレが返済する制度です。

アイリストの年収はいくら?

アイリストの年収は、就職するサロンによって異なります。一般的には、年収300万前後からのスタートが多いです。

眉毛の施術にも美容師免許が必要?

眉毛の施術にも、美容師免許が必須です。眉毛の形成やスタイリングなどの施術を行う場合は、必ず美容師免許を取得しましょう。

アイリストは資格がなくてもできる?

無資格では、アイリストになれません。必ず美容師免許が求められます

アナスタシア ミアレでアイブロウ プロフェッショナルとして働きませんか?

アナスタシア ミアレとは?

2004年に日本1号店をオープンして以来、全国に展開する眉専門サロンです。一人ひとり異なる骨格・筋肉・フェイスバランスを見極め、自眉を最大限に活かして「その人らしさ」がもっとも際立つ眉を提案。

“眉こそが、美しさの根幹”という信念のもと、独自の理論と技術で未来の可能性を広げてきました。モデルやタレント、文化人など多彩な著名人も顧客に抱える、アイブロウトリートメントのパイオニアブランドです。

・入社後のステップとサポート

入社後は約3〜4週間の集中研修からスタート。接客マナー、製品知識、そしてアナスタシア ミアレ独自の理論と技術を体系的に学びます。研修中は会社が手配するモニター様への施術で実践力を磨くため、アイブロウ経験ゼロでも安心。店舗配属後も先輩スタッフがマンツーマンでフォローし、現場デビュー後の疑問や不安を丁寧に解消します。

・応募条件は「美容師免許」のみ

アイブロウ施術の経験は問いません。未経験はもちろん、ブランクがある方や第二新卒の方も歓迎します。アナスタシア ミアレが磨き続けた独自の理論から専門スキルを身につけ、キャリアの幅を大きく広げましょう。

・充実した福利厚生でキャリアを後押し

一般的な福利厚生から、ライフスタイルに応じた休日・賞与の選択ができる選択制度や毎月の奨学金返済額の最大80%(上限は1万2千円/月)を会社が負担する制度を導入。肉体的・経済的な負担を軽減しながら、長期的なキャリア形成に集中できる環境を整えています。

アイブロウ プロフェッショナルという新しいキャリアに挑戦したい方のご応募を、心よりお待ちしています。

アナスタシア ミアレの採用はこちらから。

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